5月の育児

5月31日
「今日は、搾乳してみましょう・・。」痛そうだけど、今の母乳がとっても栄養があると言われているし、頑張ろう!と思った。看護士さんが、哺乳瓶を持ってきて、「これに絞ります。」初めてなので、絞る要領を教えてもらうけど、うまくいかない。その後、冷凍の仕方も説明してもらう。「まずは、10を目標に頑張りましょうか!?」両方胸を出し、(客観的に見たらすごい姿)苦しみながら、一滴ずつ絞っていった。「ふぅ〜〜。」とか「う〜〜。」とか、言いながら・・・。なんとか1時間近くかけて、10まで行ったので、それを持って授乳室へ。そこへ他の人が来て、「70です。」と言って預けていった。「すっご〜〜い。」と私。「○○さんも今からですよ。」昼食の後、1回。寝る前に1回搾乳した。ず〜っとすっごい張ってる。でも、張るという事は、母乳が出るって事だから・・・と頑張る。

5月30日
 まだ、生まれてすぐに抱っこしたっきり、一度も抱っこしていない・・・。赤ちゃんに面会はしてるけど、母親になった実感が今ひとつ・・・。悶々と1日過ごすので、時々涙ぐむ。
 夜中、おっぱいが張って痛くて痛くてたまらない。ナースステーションまでそれを伝えに行った。丁度打ち合わせ中で、「後で行きます。」と言われたので、ちょっと涙ぐみながらベッドに向かう。しばらくして、来てくれた。手は強く痛かったけど、ずっと「こういう風にしたら、最初は痛いけど段々痛くなくなるからね。」といろいろアドバイスをしてくれながらマッサージしてくれた。とっても優しさがしみた・・・。

5月29日
 他のお母さんは、授乳・オムツ替えが入院中の最大の仕事で、どんどんそれが上手くなっているのが、わかる。私は、部屋でごろんと寝転んで、まだ母にはなっていない。「いつ出せそうですか?」と聞いても「明日か明後日ぐらいかも!?」と言われるだけ・・・。赤ちゃんは、すでに私の事を思って私の身体をゆっくり回復させてから、自分の世話をしてもらおうと思ってくれてるんだな〜と思ったり、私も早く抱っこして母乳を飲ませたい・・・と思ったり、ゆっくりした時間なので、よけいに涙が出たりする。

5月28日
 午前中、ずっとお尻が痛かったので寝ていた。出産の前には、陣痛室に行かなかったのに、部屋が空いてなかったので、昼過ぎまで陣痛室で過ごす。この午前中〜昼過ぎにも、何件か分娩が行われていた。しばらくして呼ばれ、やっと子どもの面会に行く。保育器に入れられて、小さな命を一生懸命バタバタさせている。そのうち、部屋の移動で他の看護士さんから呼ばれ、子どもにさよならをして、部屋へ移動。連れ合いと母がお見舞いに来てくれて、一緒に面会に行く。「お父さん・お母さんに限り、手を肘まできれいに洗ったら、赤ちゃんに触っていいですよ〜。」・・・?昨日もさっきも、そんな事教えてくれなかったやん。「明後日ぐらいに保育器から出せるかもしれませんね。」